専門学校卒業の経歴が役に立つ職業
栄養士や管理栄養士は、栄養士専門学校卒業の経歴が役に立つ職業です。栄養士は、栄養士専門学校の卒業により、無試験で栄養士資格が都道府県から交付されます。管理栄養士は、一定期間栄養士が必要とされる施設で指導を行い、試験を受け、合格することでその資格が得られます。
管理栄養士の試験には、栄養学のみならず、社会環境と健康の関連分野や人体の構造や疾病に関する問題も出題されることがあります。よって、試験を受ける場合、栄養学やその関連分野に対する総合的な視点や知識が求められます。このような問題傾向を持つ試験を受験し、60％以上の点数を取ることで、管理栄養士の国家資格を得ることができるのです。
栄養士は主に健康な人々に対し栄養の指導を行いますが、管理栄養士は傷病者に対しても栄養指導の業務を行うことができます。資格を得ることで、傷病者の栄養指導ができるぶん責任は大きくなりますが、できる業務やそれによる収入も増えることになります。
栄養士専門学校でも「担任の先生」はいるの？
栄養士専門学校は栄養士を育成する事を目的として設置されている専門学校です。従来、高校までとは違い、それよりも上の学校に関しては担任がいないと言うイメージを抱かれがちです。しかし現在では教育の在り方も従来とは違ってきており、大学はもちろんの事、専門学校でも担任制を導入するところが増えている状況です。
それにより、ただ単に知識・技術を伝えると言うよりも、もっと個人に対してサポートできる体制が整うと言うメリットが存在します。もちろんそれは技術等を身に着ける上での事だけでなく、進学・就職に関するサポートも行われています。ただどこの栄養士専門学校でも同じシステムでカリキュラムを組んだり運営しているわけではありません。その為、自分が通おうと思った栄養士専門学校がもしかしたら担任制を導入していない可能性はあります。入学後にどうなっているかを知ってもすぐに専門学校を代わる事は難しいため、受験する前に必ずどの様なシステムになっているか調べておきます。